「コラージュ」とは、現代絵画の技法の一つで、フランス語の「のり付け」を意味する言葉です。

パブロ・ピカソ（1881年～1973年）、ジョルジュ・ブラック（1882年～1963年）らによる、キュビスム作品を制作する過程で発見された技法をきっかけに誕生したと言われ、ピカソの「籐椅子のある静物」（1912年）が最初のコラージュ作品と言われています。この作品は、パリのピカソ美術館に収蔵されています。

絵画の技法として誕生したコラージュですが、1940年代になって多くの画家がコラージュ作品を制作するようになり、さらに絵画だけでなく、様々な分野の作品に用いられるようになりました。
その中で、植物素材を用いた「フローラルコラージュ」は、フォーヴィスム（野獣派）のリーダー的存在であり、切り紙絵の作品でも知られる画家、アンリ・マティス（1869年～1954年）によって始められたと言われています。

当教室・エコアート21では、フローラルコラージュの指導に力を入れていて、日本フラワーデザイン大賞、二科展、日本新工芸展などの全国公募展にて、多数の入賞者・入選者を輩出しています。
また、コラージュの通信講座も行っていて、通信講座の受講者からも公募展入賞者が誕生しています。